或る日の氷帝学園。

「それでね、宍戸さんが…

　宍戸さん…

　宍戸………それで宍戸さんがさぁ」

「鳳」

「ん、なに？日吉」

「宍戸さん宍戸さんうるせえよ！お前それしか言えないのかよ!?

　毎日毎日宍戸さん宍戸さん……聞かされるこっちの身にも少しはなってみろ!!!」

「……でも俺だけじゃないじゃん」

「は？」

「日吉だって、口には出さないけどいっつも顔に向日さん向日さんってそればっか書いてあるよ!!」

「それまじで!?鳳!!」

「なんでここにいるんですか向日さん!!?」

「え、お前に会いにきたんだけど」

「…あぁそうですかもういいです……」

「宍戸さぁん！会いに来てくれたんですかあ！」

「べっ別に岳人に連れて来られただけで…///」

「おいテメーら、ジロー知らねえか？」

「あ、跡部、ジローならそこで寝てるぜ」

「芥川さんまで来てたんですか……

　この人寝てるのにどうやってここまで…？」

「はぁ、やっぱりか…おい、樺地」

「ウス」

「おっなんや景ちゃん、ここにおったんか」

「…ここ2年の教室なんですけどね先輩方」

なぜか氷帝R陣が集合して騒然な日吉のクラス。

こいつらの周りだけ人が寄りつけないｗ

日吉のカオにいつも向日さんって書いてあるのは、ちょたの宍戸語りに岳人で現実逃避してるからです(……)