名前をよんで下さい

【名前をよんで下さい】

 

 

 

「ざいぜーん!」

「謙也先輩」

放課後の廊下

部室に向かってたとこに走ってきたのはこの前付き合うことになったいっこ上の先輩

先輩のくせにやたら可愛い

あぁそんな走ってこけないで下さいよ

あっこけた

俺の心ん中の言葉をきれいに無視して謙也先輩は靴紐を踏んで思いっきりこけた

「大丈夫ですかー」

「お、おん」

あぁこけても可愛い

アホで可愛い

俺相当病気だな

「財前!いっしょに部活いこ」

「ハイ!ただその前に」

「その前に?」

そんな風に首傾げんで下さい

可愛いじゃないですか

っと、今はそのことじゃなくて、俺は今この可愛い先輩にひとつだけ不満があった

「謙也先輩」

「なん?」

「俺ひとつだけ先輩に不満があるんですけど…」

「不満!?」

「はぃ、ぅわ」

「そっそれって俺が男やから!?それともなんか俺財前怒らすようなことゆうた!?」

そんなようなことを言いながら謙也先輩は俺の肩をガクガク揺らす

「謙也先輩…」

「なんや!」

「とりあえず、手離して下さい…」

「あっすまん!ごめん財前…」

だからそんな風に上目遣いでこっち見んといて下さい

あぁ可愛い

ってまた話それたし

「そうやなくて、名前です」

「名前?」

「そうや、謙也先輩何時まで俺のこと名字で呼ぶ気ですか?」

そうだ、俺はずっとこれを言いたかったのだ

付き合い始めてもう半月経つのにまだ俺のことを名前でよぶのだ

「光、俺の名前は光です」

「え、で、でも」

「でも、なんですか?」

「…かしぃ」

「はい?」

「…恥ずかしい」

あぁダメだ

なんやこの人、どんだけ可愛いねん

ちゅうか襲ってほしいん?

「でも、ダメです」

「え?」

「今回は譲りません」

「うぅ、財前」

「光」

「ひっひかる?」

「もっかい」

「ひかる」

「合格」

ちゅ

「!!!///」

「ご褒美」

「ざっ、ひっひかる!」

あぁやっぱこの人可愛い

まぁ今日はそれで許したりますわ

「さっ早よ部活行きましょ、謙也くん」

「!!!うん!ひかる」

 

 

 

 

 

 

さぁ次はナニさせようか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「覚悟しとって下さいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END…


芙蓉終さまより頂きました誕生日プレゼントです!

ありがとうございます!!

謙也かわいすぎてはげる←

!禁無断転載!

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